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会長兼社長 年頭所感

 

年頭所感

 

新年あけましておめでとうございます。


2019年が皆様にとって幸せな年になることを心よりお祈り申し上げます。


当社は1997年に製造アウトソーシング事業に特化して設立した会社で、
今年で設立23年目になります。
当時はまだ製造現場における労働者派遣は禁止されており、製造アウトソーシング事業は請負契約の形式で行われておりましたが、ほとんどの場合、その実態は労働者派遣というべきものでした。
このようなリーガルリスクを抱えた事業は、顧客メーカーに真のパートナーとされる存在になるのは大変難しく、同業他社との差別化が全くない業界となっておりました。


製造アウトソーシング事業に限らず、大半の人材サービス事業はストックビジネスであり、派遣する人数が業績の拡大につながるビジネスで、つまり人材サービス事業の成長には、人の採用数を増やすことが不可欠となります。


創業当時の、まだ同業他社との差別化が難しかった時代におきましては、同業同士の同じ求人内容での募集が乱立した中に肩を並べており、求職者が当社に応募してくれることは運のようなもので決まっておりました。
そのため、好景気時は人のニーズが高まることで差別化のない採用競争がさらに熾烈化し、必要な人数が採用できなかったり、採用のためのコストがかかり過ぎたりして、期待した成長ができないことが起こっておりました。


時代が進み、人材サービス業界における法律が厳格化された現在において、当社は、過去のような同業他社と肩を並べて増産に対する増員を請けるようなスキームには全く興味を持っておらず、PEOやAIの開発要員、さらには米軍施設や政府向けのBPOなど、同業他社が進出していない領域を開拓して、顧客の真のパートナーになる提案・戦略を展開し、中期経営計画や、さらにはその先の長期経営計画を進捗させております。
それにより当社の求人内容も同業他社と大きく差別化が図られ、結果、当社の採用実績は人数及び採用にかかるコストの低減化とも常に計画を上回って達成しており、社内の様々な会議においても、採用困難を問題視した議題は一切出ておりません。


現在、当社グループの年間採用人数は、日本全体の企業の中でもトップクラスになっており、これはまさしく人材サービス企業としての当社グループの事業内容が、求職者の方々に魅力を感じていただけるものに変貌している事に他ならず、まさにその採用におけるアドバンテージが創業当時から比べ、大きな成長を一番感じる部分です。


さて、これからの23年後の未来において、アウトソーシンググループはどのような進化を遂げているか、それを考えた時の期待の大きさ、胸のワクワクは、私自身、計り知れないものになっております。


本年もアウトソーシンググループをよろしくお願いいたします。


2019年1月1日
代表取締役会長兼社長
土井春彦