株主・投資家の皆様へ
東京証券取引所市場第一部指定のご挨拶
拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたび、当社株式は、本日3月12日をもちまして東京証券取引所市場第一部銘柄となりましたので、ここに謹んでご報告申し上げます。昨年3月12日の同市場第二部への上場に続いて、最短で一部へ指定替え出来ましたのも、ひとえに、株主さまをはじめ、ステークホールダーの皆さまの温かいご支援、ご協力の賜物と、心より感謝申し上げます。
現在の当業界を取り巻く環境は、長引く欧州債務問題に伴う円高などの影響により、顧客であるメーカーの多くが、激化するグローバル競争において苦戦を強いられ、メイドインジャパンの付加価値が低下し、生産のボラティリティが高まっている状況です。この環境変化に対して、メーカーは生き残りをかけた変化を加速しており、当業界に対するメーカーのニーズも、高度化かつ多様化する様相がますます強まっているため、当業界は大きなターニングポイントを迎えております。
当社は、この局面をチャンスと捉え、メーカーニーズに対応すべく、研究開発部門の強化、グローバル対応の体制強化に加え、メーカーの早期退職者のスキルを活かした生産と繁閑サイクルの異なる分野の事業強化など、事業基盤の強化を実施しております。今後も、これらの施策を活かし、生産アウトソーシング業界のリーディングカンパニーとして、ものづくり日本の復活に貢献してまいりたいと考えております。
今回の一部指定を機に、役員・社員が一丸となって決意を新たに、事業を通じて社会へ広く貢献する企業を目指し、企業価値の向上に努めてまいる所存でございますので、皆さまのより一層のご支援、ご指導を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
敬具
代表取締役会長兼社長
土井 春彦