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会長兼社長 年頭所感

株主・投資家の皆様へ

ご挨拶

あけましておめでとうございます。
昨年は、多くの国内メーカーが新興国の台頭化したグローバル競争において苦戦を強いられるなど、かつて世界市場で脚光を浴びたメードインジャパンの付加価値が一つの過渡期を迎えていることが顕著になった1年でした。同時に人々のワークスタイルも、就職する企業名のステータスに誇りを持って永続勤務を前提とするこれまでの就労意識に大きな変化が起きつつあります。

アウトソーシンググループにおきましても、昨年は大きな転換点を迎えました。当社の経営理念である「変革する経済環境に対して英知と創意工夫を結集し、生産の効率向上に寄与することにより、ものづくり日本の発展と明るく豊かな社会の実現に貢献する」をより高い次元で追求し、日本全体の幅広い産業の労働市場に深く貢献できることと、グローバルな労働市場にも対応できることを目的にした、新たな事業の土台構築を進めてまいりました。

これは、苦戦するメーカーが再建を図るとき、雇用の圧縮と海外移管への検討が必須となり、これが国内における新たな社会問題に発展することを危惧したからにほかありません。このような大きな構造問題を解決するのは、当社だけではまだまだ力不足ですが、アウトソーシンググループは既成概念が崩れ、短い周期で構造が変化する現在の社会に対し、発生するニーズに合わせて戦略を立てるのではなく、むしろ時代を先取りした挑戦を続けてまいる所存です。

すべてのステークホルダーの皆様、本年、アウトソーシンググループは劇的な飛躍の実現に向けて邁進してまいりますのでご期待ください。

代表取締役会長兼社長
土井 春彦